Q2601 のバックアップソース(No.3)

* カテゴリー [#r222d172]
- [[経世済民>問題:経世済民]]

* 問題 [#y03c393f]
企業会計で、会社に「のれん(暖簾)代」という負担が発生するのはどんなとき?①規定時刻に店を閉められず、残業代が出るとき;②他の会社を買収したとき;③他の会社に買収されるとき;④従業員が独立開業するとき

* 正解 [#s4ff0d0f]
正解は②です。

* 解説 [#i87d9704]

+ いつまでたっても入口の暖簾をたためないから…ということではありません。普通に人件費・光熱費が発生するだけです。
+ 買収の際、買収される側の財務状況は、「取得した株式の購入価格 > 帳簿上の純資産額」となっていることが一般的です。買収した会社は上場企業なら時価で、非上場企業なら株主に高値を提示して、株を買い占めますが、いったん買収が完了すると、その財務内容は買収前の帳簿価格で計算しなくてはいけなくなりません。この差額を暖簾代といい、何年かかけて償却することになります。
+ 買収する側の会社に店の暖簾を引き渡すから…ということではありません。買収される側の会計でいじるべき内容はほとんどありません
+ 独立開業の際、色々な名目でフランチャイザーが支援することがありますし、「暖簾分け」という言葉もありまくす。しかしながら、会計上は通常、これらは暖簾代とは呼びません。

* 基準日 [#e6b8c082]
2016.08.08