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問題
東大の観測装置「スーパーカミオカンデ」が観測に成功したのは?①X線背景放射;②重力波;③ニュートリノ振動;④電子崩壊
正解
正解は ③ニュートリノ振動 です。
解説
- X線放射を観測するには、地下よりもむしろ宇宙空間で測定したほうが綺麗に撮影できます。1962年に存在が確認されました。
- 重力波の観測には、重力によってレーザー光線が曲がる現象を捉えます。スーパーカミオカンデのある神岡鉱山跡地にも重力波の観測設備がありますが、本問のスーパーカミオカンデとは別個の設備です。
- スーパーカミオカンデは、ニュートリノが水分子に衝突して発生する微弱な光をとらえる設備です。これによって、太陽などから放射されるニュートリノが別の種類のニュートリノに変わっているという事実を実証しました。
- 電子は今のところ、崩壊して他の粒子になることはないと考えられています。陽電子とともに対消滅して光になることはありますが、通常、この現象は崩壊とは呼ばれません。
出典
基準日
2016.03.21